水害(その20)

自宅に復旧作業に来ていただいた方々のおかげで
どのように段取りすればよいかは私なりに出来ていました。
①ボランティア参加→受付班
②カメラ→記録班
③お昼の→食事班
④飲み物やマスク、タオル、ケガなど対応の→衛生班
⑤出てくる処分物の小松ドーム(水害ゴミ処分場)へ運ぶ→トラック班
⑥建屋内部で作業指揮を執る→現場監督
9時からスタートするということで、赤穂谷温泉には7時入りし段取を進めていました。
どんどんボランティアの参加者が来てくれました。
知り合いには各班の担当者になってもらいました。
私は僭越ながら総監督ということで全体指揮をとらせていただきました。
9時には受付名簿が60人を超えても
まだまだ、どんどん参加者が来てくださいます。
11時には90人を超えているのに気づき、昼食はパックごはんとカレーを予定していましたが
完全に人数分には足りないということで公民館へ走ってもらい、100食分をかき集めました。
また、現場監督も3名にお願いし、3組に分かれて作業にかかってもらいました。
流石に100人を超えると作業スピードが格段で・・・ものすごい量の処分物が玄関前に掻き出されます。
4台用意したトラックは小松ドームをどんどん往復していきます。
真夏なので1時間ごとに休憩を取って頂き水分補給を促しました。
食事もなんとか皆さんに提供でき、ひと時の憩いの場となり、ワイワイと笑顔や笑い声がきこえて、ホッとしていたことを憶えています。
真夏の炎天下でしたが、高校生や大学生も多く、元気で大きな声で作業を進める姿に
他の皆さんも元気に作業を進めることができました。
最終的には120人もの方々が集まりボランティアに参加いただきました。
16時を目途に作業を終了しました。

終了時には全員が集まり、家主の田嶋氏からのお礼と若者のでかっい声の唱和できっちり締めることができました。
私は謎の第7班をお願いして動かしていました。
それは、ドロだらけの「温泉風呂そうじ班」でした。
温泉は30℃くらいで地下から湧き出ており、ボイラーは壊れて加熱できませんでしたが
最後は希望者はぬるい温泉に入って行きました。【つづく】

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