水害(その40ラスト)

前回のブログ(水害(その39)))で小学校の遍歴をまとめていてビックリ!
「今年2023年は創立150周年!→知ってるのは私だけ?」は、中海小学校サイドは周知のことでした。
本年秋に『中海小学校創立150周年式典』が執り行われます。

さてさて、長らく綴ってきました私にとって、人生の一大事であった水害ですが(もう嫌です!また浸水は御免です!)、
最後に、私の水害に対する考えをまとめてみたいと思います。

この水害ブログを綴った理由でもあるのですが、
「ボランティアさんに、お礼を言いたかった」からです。

「お礼を言いたかった」といいつつ、逆の文面から始まりますが、この際なので全部言いたいと思います。
水害で私が一番大変だったのは「どんどんくるボランティアさんへの気回し」でした。
被災を受けた当人の私がどのように作業を進めてよいか分からないのに・・・
「お手伝いしますよ!」「なにをしたらいいですか?」と、いろんな方がどんどん来るのです。
『 何をしてもらってよいのか分からないのに・・・なんとなく「これして下さい」 』
『 せっかく来てもらったのに、たいした配慮ができなくて・・・心苦しい 』
『 たくさん来ていただいたけれども失礼ながら誰が誰だかわからす・・・お礼も言えず帰らせてしまった 』
『 半日でもいいから休みたいけど・・・ボランティアさんは来るので心休まる時がない・・・ 』
などなど・・・
ボランティアさんに対する言葉としては大変に不適切ですが「有難迷惑」な側面もありました。
しかしながら、ボランティアさんは絶対的に必要です!必要でした!!!
非常に気疲れはしましたが、最終的な側面から申しますと・・・
『 復旧作業はモチロンですが、「ほれ!がんばれ!」とエールを頂き続けました。 』
私にとっては、ボランティアさんは「私への尻叩き」ではなかったかと思います。
これはいい意味です。
もし、ボランティアさんが来て頂けなかったら、悲惨な現状を目の当たりにして、うなだれ・・・
復旧作業は進まず。心は折れ、苦しい苦しい長いなが~い道のりになっていたでしょう。
でも、このように、たくさんの方が来て下さったおかげで、
底力が湧き上がり、そこには笑顔があり、掛け声や会話の中で気力が湧き出ていました。
もちろん違いますが・・・雰囲気としては、おまつり騒ぎのような感じで復旧への歩をどんどん進めることができました。
ボランティアさんが「いる」と「いない」では、雲泥の差であったでしょう。
大変だったけど、思い起こせば「たのしかった」とも思えます。

「ご縁があって生きて行ける!」
「生きているのではなく生かされている!」
と心の底から感じました。

戦争、津波、地震、雷、火事、おやじ(親父とは台風のことらしいですよ)
人は絶妙なバランスの上に生かされており、一人では崩れてしまうことも周りの方々がいてもらえるおかげで
その絶妙なバランスがとれるものだと感じました。
金八先生の言う通り「人は支え合って生きています」。その通りだと思います。

確かに、いろんなものを失い、心のダメージは大きく、金銭的にも苦しいものでありました。
得するようなことはありませんでしたが・・・
唯一、良かったと言えることは「ご縁」に深く感謝できたことです。
また、農家を生業にしていますので、『人は自然との共生の中で生かされている』を更に深く感じられました。

最後に、文面の途中にもありましたが、日々が精いっぱいで、初対面の方も多く、
誰が誰だか分からないまま、真夏の灼熱地獄の中、復旧作業に当たって頂いて、お礼の言葉も伝えられず帰られた方も多かったと思います。
心の底から「ありがとうございました。おかげさまで前を向いて進んでいます。」と伝えたいです。


ありがとうございました。
本当にありがとうございました。

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