水害（その５）

冠水の水位が下がったような気がしたのは、気ではなく実際に下がっていきました。
実は、これも後から分かるのですが・・・下流方面で河川決壊が発生したからだったようです。
　少々、雨脚も落ち着きを見せ、会社内への浸水状況も落ち着きを感じました。
　そんな時に、嫁から電話が『警戒レベルは「５」になっているから何があるか分からんし中学校へ避難して！』と…
とても自宅へ行けるような状況でもないし、会社も大丈夫そうなので、コンビニで食べるものを買い込んで中学校へ向かいました。
　空はとても日中とは言えるような明るさではなく、暗い夜のような空模様でした。
　中学校の体育館に入ると・・・
多くの方が設置されているテレビの様子を見ていたり、なんとも異様な雰囲気でしたが、
子どもたちがゲーム機でワイワイ楽しんでいるのを見て、少し落ち着きを取り戻した感じがありました。
　しばらく体育館内にいましたが、自宅のことが気になって落ち着かなかった私は、またハイエースに乗り込みとりあえずは会社へ向かいました。
　会社前は昼過ぎは車両通行できるような状態ではなかったのですが、水位はずいぶん下がっていました。
時間は夕方で、雨脚もかなり小康状態でしたが、会社から見る町内の方は水が高く、入って行けるような状態ではないかな？とは感じました。
それでも、どこからか自宅まで行けるのではないかと、赤穂谷温泉側の道路からアタックしました。
いたるところに、泥の山や、土の山、流木や何か分からないゴミ堆積物があったりと
自分のしていることに危険を感じましたが、町内でも川側の道路は通れませんでしたが、山側の細道は何の問題もなく走り込め
　
＜　危険を承知で自宅までをアタック道順　＞
・・・我が家は神社の近くにあり、幾分か高い位置にあるので「自宅は浸水していないだろう」と、

＜　自宅ちかくの神社（別日の写真）　＞
ここまで車ですんなり入れるのだから「大丈夫！」と自分に言い聞かせながら近づいていきました。
自宅にたどり着くことができたのですが・・・　【　つづく・・・　】